百見は一行に如かず

東南角部屋二階の女

いやぁー!良い映画でした。

オフィシャルサイト:http://www.tounankadobeya.com/

 

大好きな大好きな西島秀俊と、加瀬亮が一緒に出てるし、

監督さんは「期待の新人女性監督」と噂の池田千尋さんだし、

私の小さい頃からのバレエのお友達の、大谷英子ちゃんのデビュー作だし、

って思って、行ってきました。

 

父の借金を抱えて、祖父の土地をあてにして、仕事をやめてしまう、なんか色々背負ってきた感を漂わせる、陰がある主人公。(西島さん)

その主人公に便乗して、自分も仕事辞めちゃう、どーしよーもない後輩。(加瀬さん)

主人公と結婚相談所つながりで、お見合いしちゃう、良い子なんだけど不器用な彼女。(竹花梓さん)

 

三人が住むアパートのオーナーで、小料理屋のおかみさんをしてる、すんごく綺麗で色っぽくて、でもかわいらしくて、清楚で、素敵すぎなおばあちゃん(香川京子さん)

「ぁあー・・・いるいる。名言をほんわか、でもずっしり言える近所のおじさん」って感じのおじさん。(塩見三省さん)

 

そして、私の友人・大谷英子ちゃん(大谷英子オフィシャルウェブ:http://www.eco-web.jp/)演じる、

今どきの、かわいくて何にも考えてないかと思いきや、実はしっかりしてるOLの女の子。

 

彼らが繰り広げるドラマが、ほんわかしていて、でもずっしり私の胸に響いてきました。

 

 

そう。

人間、つまずくことも、他人を信じられなくなることも、逃げたくなることもあるんだよね。

そこから脱して、また「前向きに生きてこっ」て思えるようになるには何が必要なのか。

 

お金?

仕事?

恋人?

夢?

 

 そんな大それたもんしゃなくても良いんだって、

この映画を見て思い出しました。

 

 大義名分を練りだして、それに向かって突き進むのはかっこいいけど、

なんかそれだけじゃ、だめな気がする。

 

違和感感じる。

 

見えないところに、ハッピーはいっぱい落ちてるんだょー。

 

そういうことを教えてもらた映画でした。

 

皆様も是非、癒されに行って下さぃ!

シンポジウムって、聞く方は簡単だけど・・・

9月20日(土)に行われた、「情報の海~漕ぎ出す船~」というシンポジウムで、立花先生が講演されるということで、

ほぉんの少し、お手伝いをさせて頂きました。

 

パワーポイント作りのお手伝い。

 

秘書の方に、事務所に伺う前、17時すぎに、お電話してみると・・・

「ほとんどできてるんだけど、まぁ来れるなら来てください」

と言われたので、

へぇー。前日のこの時間にもう出来てるとかすごいしー。

今回は順調なんだー!良かったー♪

 

 

 

 

とか思って、行ってみると・・・

 

 

机には、何回も練り直された痕跡のある、パワポの原稿。

そして、渋い顔でパソコンと格闘している秘書さん。

スライドは70枚ほどあり、しかも表や画像やグラフを駆使していて、

これを作るのはさぞ大変だったろうなぁ・・・

と思って見ていると、

 

立花先生が、何枚か紙を持って、登場。

 

先生は、出来上がったパワーポイントを印刷して、

それをまたチェックして、訂正して、

というのを何回も何回も繰り返します。

 

「ここいらない。ここ足して。ここにカッコを入れて。このグラフをもうちょっと大きく。」

など、細部にわたるまでこだわり、私に指示を出します。

その指示通りに、パワポを修正していきます。

これを何度も何度も何度も何度も繰り返します。

 

台風が東京に迫っていたので、私は早めに帰らせて頂いたのですが、

立花先生は、4時!!!(朝のですょ・・・)までこの作業を続けられていたそうです。

しかも、また起きて、会場に着く20分前まで推敲を繰り返したとのこと・・・。

 

恐るべし・・・・

 

 

1回講演するのに、こんなに手間暇かけているなんて・・・

 

しかも、このパワーポイントを作る前は、

何十冊も本を読んだり、インターネットを見たりして、下調べをする。

 

講演会とかって、好きなことをなにも考えずにしゃべってるのかと思ってた・・・

こんなに大変だなんて・・・

 

これには、主催者側の方も驚いていらっしゃいました。

 

最後の最後まで、妥協を許さない立花先生。

見習わなければ!

 

~おまけ~

 

この写真は、事務所の1階を撮影したもの。

本が積み重なっていて、

どうやったら奥の机までたどり着けるのか、

さっぱりわかりませんでした。

 「あそこにいて、地震が来たら、確実に窒息死しますね」

とシンポジウムのコーディネーターの方がおっしゃっていました。

 

私も同感です・・・・。

森美術館「アネット・メサジェ:聖と俗の使者たち」

六本木ヒルズの中にある、森美術館の、

「アネット・メサジェ:聖と俗の使者たち」という展覧会に行ってきました!

URL:http://www.mori.art.museum/contents/annette/index.html

 

HPの画像などをみていたら、ぬいぐるみを使った作品がたくさん紹介されていたので、かわいらしいかんじの展覧会なのかなぁ

とか思って行ったら、そんなの大間違いでした。

 

 

ぬいぐるみを切り刻んだり、

内臓がふくらんだり、

人の体の写真がすごいことになってたり、

血管が見え隠れしたり・・・・

 

 

まさに、衝撃。

 

 

現代美術、わけわかんねー

 

 

 

賛否両論なのは言うまでもなさそう・・・。

嫌いな人は、もう怒り爆発って感じ。実際、怒り爆発のお客さんもいました。

「あんなことするなんてどうかしてる!!」とか「私には理解できない・・・」

とかいう声もかなり聞こえてきました。

 

でも、私はそんなに嫌いじゃなかったです。

きれいとか美しいとかは思いませんでしたが、

なんでこんなもの作ろうと思ったんだろう、とか、作者は何をどういう風に伝えたかったんだろう、とか考えるのが楽しかったです。

人間って千差万別で面白いなぁと思いました。

 私にはあんなもの、死んでも作れそうにありません。

 

あと、「美術」っていうと、

私なんかはつい、キャンパスの中におさめられた絵画を想像してしまうんですが、

この展覧会では、

機械を利用していたりして、それも面白いなぁと思いました。

 

動いてる!!!!

別に、止まってなくてもいいんだ・・・

 

 

これって当たり前のことだけど、

昔の人が聞いたらびっくりするのではないでしょうか。

私は今の人だけど、ちょっとびっくりしました。

 

びっくりが多い、面白い展覧会でした♪

神保町で、古本たちに囲まれる

用事で神保町に行ったついでに、せっかくだからと、噂の?神保町の古本屋街に行ってみました。

wikiによると、「世界最大級の古書店街として知られている」らしいです。

日本人として恥ずかしいことですが、私は今まで一度も行ったことがありませんでした。

行ってみてよかった・・・・

 

 

すごいですね。あそこ!!!

本ばっかり。たまに、レコードもちらほら。

しかも、そのうちの多くが古いお店で、懐かしい感じがして素敵だと思いました。

いかにも古本屋。

お店の外にも本がたぁくさん。

店主さん、万引きとか気にしないんだ・・・。

うーん・・・。

私の本棚にはこんな本一冊もありません。

 

そして、こんなものも・・・

誰が売ったのでしょうか・・・。

ちなみに、お値段は500円でした。

そして、こんな風に、各書店に専門分野があるのです。アイドル雑誌だけを集めたお店やら、難しそうな本がいっぱいあるお店やら・・・。

ぶらっとしただけですが、とても楽しかったです。

たくさんの古い本に囲まれて、昔にタイムスリップしているようでした。

ジブリの世界にいるみたいな錯覚にもなりました。

 

デジタルも便利だし良いんだけど、

やっぱり、紙っていいなぁ。

オフィーリアよ、永遠に。

のBunkamuraザ・ミュージアムで催されている、

「ジョン・エヴァレット・ミレイ展」に行っていきました♪

この絵を見てみたいと思ったのです。

綺麗なんだけど、なんか、怖い。

 

実際にみてみると、非常に細かくて、見れば見るほどその細かさと美しさに圧倒されました。

 

こんなに若くて、こんなにきれいなのに、死んでしまうオフィーリア。

とても切なくて、悲しくて、涙が出てしまいました。

命ってはかない。

 

この展示では、下書きというのでしょうか?、デッサンも展示されていて、

それが絵画とかに非常に無知な私には、とても興味深かったです。

 

 ミレイが特になのかもしれませんが、

下書きの段階から非常にち密に構成されていて、

まつげの一本一本、木の枝から、石ころまで、

一つ一つとても細かく描かれていて、

 

すごいなぁ、まめだなぁ、大変だったろうなぁ、きっとこの人すんごい絵が好きなんだろうなぁ、私がもし同じことやろうと思ったら何年かかるんだろう、やっぱ天才は違うなぁ、、、、、、

とかいろいろ考えてました。

 

ミレイは晩年、貴族や自分の家族の肖像画を描く機会が多かったらしく、

この展示会でも多くの作品が出品されていました。

 

一人一人の個性がこちら側にものすごく伝わってきました。

気難しそうな人や、いかにも大事に育てられてきたお嬢様、

しっかりした奥様、かわいい子供たち、

思春期を迎え、異性に興味津々の女の子たち、

心に傷を負った女性。

 

どれもリアリティーがあって、ミレイが彼らの性格を見透かしていたから、こんなにはっきり個性が出るんだろうなぁ、と思いました。

 

 

もし、私の絵をミレイが描いてくれることになったら、

彼はどんな風に私を描くのだろう・・・。

 

良いところも悪いところも全部見透かされそうで、

怖いな・・・・・

 

 

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